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パリ
蒼々たる印象派の絵画が見られる美術館 「オランジュリー美術館」
名前の由来
「オランジュリー」とは、フランス語で「オレンジ畑」「オレンジ温室」の意味。ここに17世紀に柑橘類の温室があったことから名付けられました。美術館の名称よりも「モネの睡蓮」がある美術館と言った方がわかりやすいかもしれません。地上階にはモネの睡蓮のための部屋が2部屋あります。
印象派を代表する作品たち
モネの部屋を出て階段を降りると、他の画家の作品を観ることができます。通路を進んで行くと、日本でも人気のある画家の作品ばかりが次々に現れます。ルノワール、セザンヌ、ピカソ、マティス、ルソー、マリ−・ローランサン、モディリアーニ、ユトリロなどなど。
代表作「睡蓮」にまつわる逸話
モネは画家にとって致命的な白内障になってしまいます。しかし彼にはフランスを代表する戦争の英雄クレマンソーと言う友人がいました。その彼の為に、殆ど目が見えない中で親友の為に何度も手術をして睡蓮を描き続けます。手術後モネはほぼ失明したと言われており、この睡蓮は失明前の最後の大作で彼の代表作となりました。
そして、この睡蓮はフランス政府に寄贈されることになるのですが、モネは「この睡蓮の絵には太陽が良く似合う。ぜひ太陽が降り注ぐ場所に飾ってやってくれ」と条件を付けました。その言葉を尊重し、現在のオランジュリー美術館に飾られ今に至ります。
画家一人、作品一つとっても様々なエピソードがあります。ご旅行に行かれる際はぜひ色々と調べてお出かけ下さい。きっと旅行が何倍も楽しくなるはずです。
2017.01更新
オランジュリー美術館