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ミュンヘン
狂王ルートヴィヒ二世の隠れ家 「リンダ―ホーフ城」
狂王ルートヴィヒ二世の隠れ家
シンデレラ城のモデルにもなったノイシュヴァンシュタイン城を築城したルートヴィヒ二世が、在命中に完成した唯一の城がこのリンダ―ホーフ城です。
フランスのベルサイユ宮殿の「プチ・トリアノン」をモデルにしており、庭園の正面から見て庭園のやや右にあるリンデンの木が名前の由来になっています。
外観はバロック様式にルネサンス様式を加味した芸術的な作りで、内装は豪華絢爛なロココ様式。小さいながらも非常に存在感があります。
城内で一番目を引くのは「王の食堂」
グリム童話からヒントを得た“魔法の食卓”は、18世紀フランスで宮廷社会の恋人同士が人目に付かないようにと考案されたもの。食卓がのる床が、巻き上げ装置を利用し階下のキッチンまで下がる仕掛けが付いています。
卓の上の天井から釣り下がるシャンデリアは、マイセン焼の特注品。豪華絢爛です。
他にも、黄金の貝の船を浮かべて作曲家ワーグナーのタンホイザーの世界観を表現した「ヴィーナスの洞窟」とまるで万華鏡の中に迷いこんだ様な錯覚に陥る「ムーア調のキオスク」も必見です。
オプショナルツアーで見学可能
ミュンヘン市内からは、日本語アシスタント付きのツアー「ノイシュヴァンシュタイン城とリンダーホーフ城1日観光」で手軽に観光が可能です。こちらのツアーでは、リンダーホーフ城から車で30分程の距離にある、ドイツアルプスの麓にある村「オーバーアマガウ」も観光します。
この村は外壁に描かれた鮮やかなフレスコ画に彩られた民家が特徴的。「赤ずきん」や「ヘンゼルとグレーテル」などを題材にしており、村全体がまるで美術館のようです。
「夢想王」や「狂王」の異名を持つルートヴィヒ二世の隠れ家とも言われたリンダ―ホーフ城は、有名なノイシュヴァンシュタイン城とまた違った魅力のあるお城。ぜひ見比べて見て下さい!
2017.01更新
リンダ―ホーフ城