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マルタ島の世界遺産都市「ヴァレッタ」
地中海に浮かぶマルタ共和国の首都ヴァレッタは、かつてマルタ騎士団によって作られ、
街全体が世界遺産都市に登録されるほど、美しい姿のままに現在も残っています。
1565年のトルコ軍との戦いの経験から、難攻不落の都市となるように要塞都市として設計され、
平和が訪れた今も、騎士団ゆかりの華麗なる建造物が変わらず受け継がれています。
ヴァレッタには、マルタ共和国の政治機能のすべてが集まっていながら、
一方では街中にはおしゃれなカフェやレスランもたち並び、ゆったりと街歩きを楽しめます。
風情ある歴史的な建造物だけでなく、美しい地中海ブルーの海も楽しめるのがこの街の一番の魅力かもしれません。
聖ヨハネ大聖堂
ヴァレッタの中心地に、マルタ騎士団の守護聖人、洗礼者ヨハネに捧げられた騎士団の為の教会があります。
1577年に完成したこの大聖堂は、内側の装飾も豪華絢爛で騎士たちの富の象徴ともいえます。
天井や壁だけでなく、床にまで施された装飾は圧倒的な威厳すらも感じさせ、
騎士団員たちの生まれたヨーロッパの8つの地域それぞれの様式美と、
金銀の装飾によって施された壁は、目もくらむほどです。
大聖堂の中では、かの有名な画家、カラヴァッジョの名画も見ることができます。
訪れる際は、ヒールのある靴や肌を露出した服装での入場は拒まれることがございますのでご注意ください。
騎士団長の宮殿
新都市ヴァレッタのなかでも、最も早い時期に建てられた建造物のひとつで、
聖ヨハネ騎士団中枢、騎士団長の行程として約200年の間大事な役割を担っていました。
一般に公開されている2階部分は、かつては壮麗な騎士団長執務室などが設けられ、騎士団の本部として使われており、現在は大統領府として、政府機関ともなっています。
見学できる内部には、騎士団長が私費を投じて織らしたアフリカ、インドの風物をみせるタペストリーやグレートシージ(大包囲戦)の名場面を描いた欄間絵などは一見に値します。
2018.06更新
マルタ島・ヴァレッタ